散るさくら 残るさくらも 散るさくら
本日は、「車とちゃりんこ」旅日記、車の登場。
朝から激しい雨と、轟くような風の音で目を覚ました。
今日は久々の大学。春休みも終わり、早速講義が始まる。大学構内の桜も散り始め、散り急ぐ花びらの中、新入生と思しき男子学生の団体が、キャンパスの地図を眺めながらワイワイやっている。新しい生活に一歩踏み出し、開放感と緊張感が同居する彼らの顔はきらきらとまぶしいようだ。あんな気分はもう○十年前に味わったきりだよなぁ・・・などとどこかうらやましい思いを感じながら、教授の研究室に向かった。こちらも新学期初講義!新しい学生さんとも出会えるし・・・と思ったところが先生、ウイルス性の腸炎で気分がすぐれず、しかも今日の講義のことをすっかり忘れていたので休講にして下さい、とおっしゃる。

というわけで、昼前から思わぬ時間が空いてしまった。
そうこうしているうちに雨も上がり、風は強いが、青空も垣間見え、一気に気温も上がってきた。こりゃ、お花見に行くしかないでしょう。

午後からの予定もあるのであまり遠くには出かけられないが、一度行きたいと思っていた安来公園に寄ってみることにした。高速道路からチラリと見た公園の山肌が、ほんのりピンクに染まっていてきれいだったよ、と先週母が言っていたし。カーナビを合わせていざ出発。

この時期のドライブは楽しい。
普通に国道を走っていても、あちこちで桜が迎えてくれる。こんなところにも桜があったのか、と驚いてしまうほど、道端にも、家の垣根の向こうにも、ちょっとした川沿いにも、桜、桜のオンパレードである。小さな公園や、幼稚園、学校などには、お決まりと言っていいほど桜の木が植えてある。遠く眺める山々にも、薄いピンクが点在している。白髪みたいだな・・・といつも思うのだが、その白髪が、どこの山にも浮き上がって見える。本当に、日本には桜の木がたくさんある。

安来公園は、遠くから眺めてもその薄桃色の群れですぐにわかった。小高い丘陵に階段がしつらえてあり、ところどころに休憩所を設けてあるのだが、一面桜の海だ。もう散り初めではあったが、その花びらが小路に降り積もり、さながら雪の中を行くようであった。こんなに積もった花びらを見たのは初めてだ。上も下も、薄いピンクに染まっている。「すさまじい」という形容詞が、私の頭を横切った。

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吉野の桜をこよなく愛したある文人は、眼下に広がるその薄桃色の海を見て「吸い込まれて、帰れなくなりそうだ」と言ったという。なんとなく、その気持ちがわかる気がする。

f0106839_161545.jpg桜の下にたたずむ私の愛車。タイヤが花びらを踏みしめて、まさに「桜まみれ」。
表題の俳句は、良寛さん。私の好きな一句である。
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by nasuka00 | 2006-04-11 16:05 | photos
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なかなか旅に出られませんが、旅行に行ったつもりで一筆。
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